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ProductCABG血管把持器具クアッド・ホルダー™

バイパス手術時の血管縫合を行いやすく、
かつ正確に行うことが可能に

クアッド・ホルダー™は、グラフトの血管への縫合をより容易に、より正確に行えるようサポートするために開発された医療機器です。CABG施術の際に術野へ簡単に設置できるだけでなく、一つのクリップで、Non-Skeletonized(血管周囲組織を剥離しない)吻合、Skeletonized(血管周囲組織の剥離)吻合、大伏在静脈吻合、Sequential吻合の4(Quad/クアッド)パターンに最適な状態および位置でグラフトを把持することにより、吻合をより容易にし、術者の負担を軽減します。またアーム部分に採用した樹脂製多関節アームは弾性による戻りがない為、血管縫合時の絶妙な位置決めを可能とします。
*CABG:冠動脈バイパス術(Coronary Artery Bypass Grafting)

クアッド・ホルダー™

冠動脈バイパス術(CABG)について

心臓は心筋と呼ばれる筋肉でできています。常に動き続ける心筋は大量の酸素と栄養分を消費しており、心臓の周りに張りめぐらされている冠動脈がそれらを供給しています。
動脈硬化などで血液の流れが悪くなると、一時的に心筋の一部が虚血状態となることがあります。その時に胸のあたりに強い痛みを感じることがあります(狭心症)。さらに症状が悪化すると、血流がほとんど流れなくなって心筋の一部が壊死してしまい非常に強い痛みを感じることがあります(心筋梗塞)。心筋梗塞は時には死に至ることもあります。
 流れが悪くなった血管を回避して自己の血管を使用してバイパス(う回路)を作る手術が冠動脈バイパス術(CABG)です。CABGは、心筋への血流不足による狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患を改善するため、自己の大伏在静脈、内胸動脈、橈骨動脈や胃大網動脈の一部(グラフト)を使用して、詰まって流れが悪くなった冠動脈の先にバイパス(う回路)を作り、冠動脈を再建する手術です。採取された血管を吻合する冠動脈内腔は通常1〜2mmほどであり、その吻合には高い技術が必要となります。また、梗塞箇所や状態、用いられるグラフトの種類などにより、個々の患者さんに適した術式や吻合方法が用いられます。日本冠動脈外科学会の発表では、2017年のCABG症例数は12,584例と報告されており、経皮的冠動脈形成術(PCI)が盛んな日本においても重要な治療法として位置づけられています。

冠動脈大動脈バイパス手術(CABG)について

製品詳細

「CABG血管把持器具クアッド・ホルダー™」は冠動脈大動脈バイパス移植術(CABG)時のグラフトを4パターンの把持が可能な鉗子です。鉗子先端の特殊な形状によって、使用するグラフトに応じた自由度の高いサポートが可能です。

「CABG血管把持器具クアッド・ホルダー™」は冠動脈大動脈バイパス移植術(CABG)時のグラフトを4パターンの把持が可能な鉗子です。鉗子先端の特殊な形状によって、使用するグラフトに応じた自由度の高いサポートが可能です。


4パターンの血管把持が可能
術者の視点から生まれた画期的なデザインにより、
あらゆる吻合パターンへの対応が可能となりました。

パターン1

Non-Skeletonized
グラフト吻合
(血管周囲組織を剥離しない)

パターン1

パターン2

Skeletonized
グラフト吻合
(血管周囲組織の剥離)

パターン2

パターン3

大伏在静脈
グラフト吻合
 

パターン3

パターン4

Sequential吻合
 
 

パターン4

自由自在に固定できる形状記憶アームを採用

自由自在に変形・固定できる樹脂製多関節の形状記憶アームを採用いたしました。一般的な弾性を持つアームの場合、素材が元の位置に戻ろうとする復元力により、位置を決めた後に少し戻ってしまう現象が発生します。しかしながら、多関節構造を採用した本クアッド・ホルダー™ は、目的とする位置にコントロールしたあと位置ずれが起こりにくい製品になっています。

吻合手技の信頼性向上と時間短縮が可能

「CABG血管把持器具クアッド・ホルダー™」は冠動脈大動脈バイパス移植術(CABG)時のグラフトを4パターンの把持が可能な鉗子です。鉗子先端の特殊な形状によって、使用するグラフトに応じた自由度の高いサポートが可能です。
※画像をクリックすると拡大表示されます。

・吻合をより容易にし、手技の信頼性を向上します。
・グラフトを傷つけること無く、しっかり固定します。
・吻合時間を短縮し、術者の負担を軽減します。

使用方法

使用方法
  1. 固定クリップで、開胸器またはスタビライザーのアーム部などに本品を固定します。
  2. 吻合手技のパターンに応じて、把持クリップを操作することにより、グラフトを把持します。
  3. 必要に応じて、アームを曲げることにより、把持クリップの位置・角度を調節します。

 *その他の詳細な使用方法については添付文書をご参照ください。

使用上の注意

  • 包装または製品に破損、汚損等の異常が認められる場合は使用しないでください。
  • 開封後はすぐに使用してください。
  • 把持クリップを強い力でつまんだり、過度な力で組織・血管を把持するような操作などをしないでください。
  • 廃棄処分は感染防止に配慮して安全な方法で行ってください。
  • 本品は再使用できます。
  • 再滅菌はEOG(エチレンオキサイドガス)滅菌により行ってください(高圧蒸気滅菌は不可)。
  • 再滅菌により材質の劣化や強度が落ちる可能性があるため、再滅菌は2回までを推奨します。

製品資料

クアッド・ホルダー™ 添付文書 PDF

製品概要

販売名 クアッド・ホルダー
製造販売届出番号 28B1X10002000002
一般的名称 鉗子
梱包単位 1箱=6個入
製造販売元 株式会社カルディオ
総販売元 株式会社ジェイ・エム・エス

QM30208 Rev.1(2020年3月改定)